意味の希薄化

t-wadaさんの「【翻訳】テスト駆動開発の定義」を読んで。

t-wada.hatenablog.jp

冒頭に書かれている「意味の希薄化」というのは、そういう概念があるということを改めて認識しておこうと思った。
引用されているマーティン・ファウラーの記事では、「アジャイル」や「Web2.0」などが引き合いに出されているが、自分の身近なところだと「心理的安全性」とかもそうであろうか。また、最近よく聞くようになった「disagree and commit」などもそうなっていきそうな予感がある。

話をTDDに戻すと、いい意味でも悪い意味でも「レッド・グリーン・リファクタリング」というサイクルが、耳に残りやすく、センセーショナルだったのかなと感じる。
私もTDDというのはこの3ステップのサイクルであると理解していた一人だった。
当時は今よりももっと未熟だったので、t-wadaさんの講演を聴いても、話の内容の1から100までを理解しておらず、覚えやすい・記憶に残りやすい部分だけが自分の脳にインプットされていたんだろうなと思う。そういった意味では、時間を空けてから同じ資料を読んでみるとか、実践や経験を積んだ後で改めて読み返してみることも大事だなと思わせるきっかけになった。