ファミコンの驚くべき発想力 ―限界を突破する技術に学べ―

前回に続き、本屋に平積みされていたので思わず衝動買いした本。

ファミコンの動作原理(内部的な仕組み)とか、ハードウェア的な制約が厳しい中でファミコンゲームのプログラムがどういう風にデータ量を絞っているのかとか、そういう系統の内容。
分厚い本ではないし、すぐに読めると思います。

プログラマな自分にとっては、特に後半が面白かった。ファミコン世代だしね。
FF3でデッシュの色が古代人の町に行くと青くなったりとか、ドラクエでキャラクターが5人並ぶと後ろのキャラが点滅するとか、実際に昔プレイしていても不思議に思っていたことの種明かしが分かったりして楽しいです。
ファミコンって、そういうハードウェア的な制約がゲームの味、というかゲームを盛り上げる要因になってたりもして、面白いなと思う。
本書ではマリオ、ドラクエ、FF、ドルアーガなんかは少し多めに紹介されてます。けどもうちょっと色んなゲームに焦点を当てて、それぞれの技を紹介してあるとよかったかな。

今、自分がおかれている環境ではそんなカツカツの世界でプログラミングをすることはないけど、ハードウェアの制約は減ったかわりに厳しいスケジュール上の制約とかはあったりして。そんな中で、こういう先人の発想力を見習って、限界を突破していきたいなと思った。理想だけど。

ファミコンの驚くべき発想力 ?限界を突破する技術に学べ? (PCポケットカルチャー)

ファミコンの驚くべき発想力 ?限界を突破する技術に学べ? (PCポケットカルチャー)